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2008年12月15日 (月)

App Store -J価格調査2008年12月期その1(メディカル、電子書籍、ビジネス、教育、ファイナンス、エンターテイメントカテゴリ篇)

エンターテイメントアプリ価格比率表1
価格分類 アプリ数 割合(四捨五入)
08/12/15調べ
無料 313 グラフ24%
¥1,000未満有料 958 グラフ75%
¥1,000以上有料 7 グラフ1%

現在、一万本以上のアプリが配信されている日本のAppStore。
そのアプリの価格構成比はどのようになっているのでしょうか。

全四回に渡り、各カテゴリごとの価格構成と傾向を見てみようと思います。
第一回目はメディカル、電子書籍、ビジネス、教育、ファイナンス、エンターテイメントの各カテゴリの価格調査です。



アプリ配信の際の価格決定の参考にするもよし、ブログのネタにするもよし、ただ眺めるもよし(笑
配信アプリの価格の面から見たAppStoreをご覧ください。

12月17日追記:
なぜか本文が消失していたので、バックアップから再度掲載いたしました。
不具合が発生していたらご連絡ください。




注意:
○全カテゴリを同日に調査する事が難しかったため(全手動なのでw)、カテゴリによって調査日が異なります。データは各カテゴリの傾向としてとらえてください。
○iPhoneシリーズ専用、iPod touchシリーズ専用のアプリもカウントしてあります。また、同じ内容のアプリが複数のカテゴリに登録されている場合であっても識別のIDが異なる場合は別種のアプリとしてカウントしてあります。ただし、ゲームカテゴリのサブカテゴリにおいては重複して登録されているアプリは一度のみカウントしてあります。
○1,000円という価格を”購入に際する心理的抵抗”のラインと便宜的に定め、「価格比率表1」において有料アプリを1,000円未満と1,000円以上に分けて統計をとっています。


メディカル
調査日 2008年12月12日
調査時登録アプリ数 93本

メディカルアプリ価格比率表1
価格分類 アプリ数 割合(四捨五入)
08/12/12調べ
無料 11 グラフ12%
¥1,000未満有料 42 グラフ45%
¥1,000以上有料 40 グラフ43%

登録されているアプリの数は、全20カテゴリの中で二番目に少ないメディカルカテゴリ。有料のアプリが多く、さらにその半分を1,000円以上のアプリが占めている。

メディカルアプリ価格比率表2
価格 アプリ数 割合(四捨五入)
08/12/12調べ
¥0 11 グラフ12%
¥115 17 グラフ18%
¥230 5 グラフ5%
¥350 5 グラフ5%
¥450 5 グラフ5%
¥600 10 グラフ11%
¥1,200 3 グラフ3%
¥2,300 3 グラフ3%
¥2,500 1 グラフ1%
¥2,900 4 グラフ4%
¥3,500 3 グラフ3%
¥4,000 10 グラフ11%
¥4,600 4 グラフ4%
¥5,800 1 グラフ1%
¥8,500 4 グラフ4%
¥14,000 2 グラフ2%
¥16,000 1 グラフ1%
¥17,000 1 グラフ1%
¥21,000 2 グラフ2%
¥35,000 1 グラフ1%

このカテゴリで配信されているアプリの数が少ないこともあってか突出した価格帯が存在しない。万遍なくアプリが分布しているのがこのカテゴリの特徴といえる。また、¥10,000を超えるアプリも比率としては一割近く存在するが、サンプルとなる数値が小さいためこのカテゴリの特徴と見て良いかは難しいところだろう。
このカテゴリのアプリは専門的な知識も必要なため参入業者が少なく、そもそもの購入者もそれほど多いとは思えない。だが、そのために価格競争が起こる可能性も小さいだろう。
今後もこの傾向は続くと思われる。




電子書籍
調査日 2008年12月12日
調査時登録アプリ数 749本

電子書籍アプリ価格比率表1
価格分類 アプリ数 割合(四捨五入)
08/12/12調べ
無料 51 グラフ7%
¥1,000未満有料 689 グラフ92%
¥1,000以上有料 9 グラフ1%

配信されているアプリの多くがコミックスであるこのカテゴリ。1,000円未満の割合が極端に突出している。今後は小説などのジャンルの参入もあると思われるが、それらの多くも1,000円未満で配信されるであろうことを考えると、この構成比は今後とも続くと思われる。

電子書籍アプリ価格比率表2
価格 アプリ数 割合(四捨五入)
08/12/12調べ
¥0 51 グラフ7%
¥115 479 グラフグラフ64%
¥230 136 グラフ18%
¥350 17 グラフ2%
¥450 19 グラフ3%
¥600 28 グラフ4%
¥700 9 グラフ1%
¥800 1 グラフ<1%
¥1,000 1 グラフ<1%
¥1,200 2 グラフ<1%
¥1,300 1 グラフ<1%
¥1,400 2 グラフ<1%
¥1,700 1 グラフ<1%
¥2,300 1 グラフ<1%
¥2,900 1 グラフ<1%

なんと言っても115円の価格帯が突出している。配信されているアプリの内容はかつてベストセラーとなった日本のマンガがほとんどを占めており、その多くが115円の価格帯に属している。また、感覚としてこのカテゴリの増加率はかなり高く感じる。おそらく日本の出版社がかつてのベストセラーの”再利用”を進めているからなのだろうが、今後は新作マンガやAppStoreのみ配信の作品も増えてくるだろう。ただしその場合も、価格は1,000円未満となることだろう。




ビジネス
調査日 2008年12月14日
調査時登録アプリ数 289本

ビジネスアプリ価格比率表1
価格分類 アプリ数 割合(四捨五入)
08/12/14調べ
無料 77 グラフ27%
¥1,000未満有料 165 グラフ57%
¥1,000以上有料 47 グラフ16%

日々のビジネスを支援するアプリを集めたこのカテゴリ。アプリの絶対的な登録数は多くはないが、現在でもビジネスツールとしては十分有用なアプリがそろっている。
価格としては1,000円未満のアプリが6割近くを占めているが、機能を簡素化した無料版やより高機能な高価格アプリすくなからずある。

ビジネスアプリ価格比率表2
価格 アプリ数 割合(四捨五入)
08/12/14調べ
¥0 77 グラフ27%
¥115 65 グラフ22%
¥230 28 グラフ10%
¥350 19 グラフ7%
¥450 17 グラフ6%
¥600 24 グラフ8%
¥700 8 グラフ3%
¥800 4 グラフ1%
¥1,000 2 グラフ1%
¥1,200 23 グラフ8%
¥1,300 1 グラフ<1%
¥1,400 2 グラフ1%
¥1,500 2 グラフ1%
¥1,700 5 グラフ2%
¥2,900 2 グラフ1%
¥3,500 5 グラフ2%
¥4,600 1 グラフ<1%
¥7,000 2 グラフ1%
¥7,500 1 グラフ<1%
¥100,000 1 グラフ<1%

これと言って突出した価格帯はない。ピラミッド型に近い価格構成になっている。1,200円の部分がトゲのように飛び出しているが、これはアメリカのAppStoreでは$9.99の価格となることと無関係ではないだろう。
10万円アプリの存在が異彩を放っているが、このアプリを購入するのは業務に用いる企業か安心を金で買う個人といったところであろうから、商品の価格の付け方としてはそれほどおかしくはない。もっとも、購入する者がどれほどいるかは不明だが。




教育
調査日 2008年12月14日
調査時登録アプリ数 774本

教育アプリ価格比率表1
価格分類 アプリ数 割合(四捨五入)
08/12/14調べ
無料 85 グラフ11%
¥1,000未満有料 512 グラフ66%
¥1,000以上有料 177 グラフ23%

法学生向けアプリから知育ゲームまで存在するこのカテゴリ。1,000円未満のアプリが全体の三分の二を占める。その多くは知育ゲームだ。
無料アプリの割合が1割程度なのも特徴といえるかもしれない。

教育アプリ価格比率表2
価格 アプリ数 割合(四捨五入)
08/12/14調べ
¥0 85 グラフ11%
¥115 248 グラフ32%
¥230 76 グラフ10%
¥350 72 グラフ9%
¥450 27 グラフ3%
¥600 61 グラフ8%
¥700 15 グラフ2%
¥800 7 グラフ1%
¥900 6 グラフ1%
¥1,000 7 グラフ1%
¥1,200 87 グラフ11%
¥1,400 3 グラフ<1%
¥1,500 3 グラフ<1%
¥1,700 52 グラフ7%
¥1,800 1 グラフ<1%
¥2,00 1 グラフ<1%
¥2,200 1 グラフ<1%
¥2,300 1 グラフ<1%
¥2,900 8 グラフ1%
¥3,500 3 グラフ<1%
¥4,000 2 グラフ<1%
¥4,400 1 グラフ<1%
¥4,600 6 グラフ1%
¥7,000 1 グラフ<1%

600円以下と1,200円以上に大きく分かれているのがわかる。600円以下のアプリを見てみるとその多くは児童向けの知育ゲームが多く見られ、1,200円以上だと専門分野の参考書が多く見られる。
今後は知育ゲームを中心とした低価格アプリの登録が増えるだろう。だが、ゲームカテゴリにあるような低価格競争はあまり起こらないだろう。




ファイナンス
調査日 2008年12月15日
調査時登録アプリ数 258本

ファイナンスアプリ価格比率表1
価格分類 アプリ数 割合(四捨五入)
08/12/15調べ
無料 70 グラフ27%
¥1,000未満有料 171 グラフ66%
¥1,000以上有料 17 グラフ7%

株式市場や為替など金融に関するアプリが集まるカテゴリ。
1,000円を超えるアプリは意外なほど少ない。無料アプリと1,000未満のアプリで9割以上を占めているのが特徴といえる。

ファイナンスアプリ価格比率表2
価格 アプリ数 割合(四捨五入)
08/12/15調べ
¥0 70 グラフ27%
¥115 90 グラフ35%
¥230 36 グラフ14%
¥350 13 グラフ5%
¥450 9 グラフ3%
¥600 15 グラフ6%
¥700 4 グラフ2%
¥800 1 グラフ<1%
¥900 3 グラフ1%
¥1,000 1 グラフ<1%
¥1,200 11 グラフ4%
¥1,500 1 グラフ<1%
¥2,300 1 グラフ<1%
¥2,900 1 グラフ<1%
¥50,000 2 グラフ1%

目立つのは無料のアプリと115円のアプリ。証券会社や業者が自社利用者向けに配信している無料のアプリや、単機能のアプリの多さがこの分布を産み出しているようだ。
今後は金融取引を高度に支援する高価格アプリも増えるかもしれないが、それにしても様々な金融商品の一環として登場するだろうから数は多くはないだろう。また、低価格のアプリはその機能が類似している事が多いため開発者の参加と撤退が繰り返されるかもしれない。




エンターテイメント
調査日 2008年12月15日
調査時登録アプリ数 1,278本

エンターテイメントアプリ価格比率表1
価格分類 アプリ数 割合(四捨五入)
08/12/15調べ
無料 313 グラフ24%
¥1,000未満有料 958 グラフ75%
¥1,000以上有料 7 グラフ1%

パーティ向けアプリや環境アプリ、ミニゲームにジョークアプリとバラエティ豊かなこのカテゴリ。利用者も多い分開発者間での競争も激しい。
気軽に買える1,000円未満のアプリがそのほとんどを占める。

エンターテイメントアプリ価格比率表2
価格 アプリ数 割合(四捨五入)
08/12/15調べ
¥0 313 グラフ24%
¥115 692 グラフグラフ54%
¥230 158 グラフ12%
¥350 58 グラフ5%
¥450 14 グラフ1%
¥600 28 グラフ2%
¥700 4 グラフ<1%
¥800 2 グラフ<1%
¥900 2 グラフ<1%
¥1,200 5 グラフ<1%
¥1,700 1 グラフ<1%
¥3,500 1 グラフ<1%

無料、もしくは115円のアプリだけで8割を占める。開発者間の競争が激しいのも理由の一つだが、それよりもむしろ開発者が自分のアイデアから生まれたアプリを多くの人に使って欲しいと思う気持ちの強さがこの構成比に出ているのではないだろうか。
現実的には、このカテゴリのアプリは基本的に”暇つぶし”のアプリであるため低価格でなければそもそも選択肢に入れてもらえないという事情もあるのだろう。とはいえ、ここまで極端な結果になったのも少し以外であったのも事実だ。





次回「AppStore-J価格調査2008年12月期その2」では最も利用者が多く、最も参加している開発者も多いゲームカテゴリ他7カテゴリの価格を調査します。

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