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2009年9月 5日 (土)

【書評】入門 Objective-C 2.0

入門 Objective-C 2.0 (Programmer’s SELECTION)
現時点で最良のObjective-C 2.0の入門書。
iPhoneアプリを作りたいという人は必読です。






iPhoneアプリを制作するためには、ハードウェアとしてMacとiPhone/iPod touch、ソフトウェアとして統合開発環境Xcode、精神力の源として努力と根性と欲望、そして、iPhoneアプリの開発言語であるObjective-C 2.0の知識が必要となります。

今回紹介する「入門 Objective-C 2.0」は、iPhoneアプリの開発に必要不可欠なObjective-C 2.0を解りやすく、かつ、楽しく解説したObjective-C 2.0の入門書です。
この本は、現在日本語で書かれているObjective-C 2.0の入門書としては、最良の出来と言ってよいと思います。

「入門 Objective-C 2.0」はC言語を理解している読者を対象としており、少なくともたのしいCocoaプログラミングで解説されている程度のC言語の知識は必要です。
(できれば、C言語の解説書をちゃんと読み、ポインタまでしっかり理解しているとさらに良いのですが。)

「入門 Objective-C 2.0」では、C言語のスーパーセットであるObjective-C 2.0がどのような言語であるかを、軽快な文章と優れた章構成で、読者が飽きる事なく、かつ理解しやすく解説しています。
CやC++との相違点や関連なども適時解説され、読者は迷う事なくObjective-C 2.0の基礎を学ぶ事ができます。

Objective-C 2.0の解説書としては詳解 Objective-C 2.0がありますが(ObjCのバイブルです)、詳解 Objective-C 2.0は内容が本当に”詳解”な為、入門書としては少々”重い”内容です。これからObjective-C 2.0を学ぼうという方は、「入門 Objective-C 2.0」でObjective-C 2.0の基礎を学んだ上で、詳解 Objective-C 2.0を読まれると、Objective-C 2.0をより早くより深く理解できるのではないかと思います。
(中上級者向けのObjective-C 2.0解説本としてはDynamic Objective-Cもおすすめです。)

また、「入門 Objective-C 2.0」の特徴の一つとして、オブジェクト指向の解説が非常に解りやすいという点が有ります。
オブジェクト指向は、今やプログラマならば理解していて当然という風潮ながら、いざ解説本を捜そうとなると、良書を捜すのに一苦労してしまう状況ですが、「入門 Objective-C 2.0」ではオブジェクト指向の解説にかなりのページを割いており、またその説明も的確で、非常に理解しやすいものとなっています。C++やJAVAなどのオブジェクト指向言語の経験がない方でも、オブジェクト指向を容易に理解できる事でしょう。

これからiPhoneアプリの開発を始めるにあたり、Objective-C 2.0を学びたいという方や復習したいという方に、必読していただきたい一冊です。

いや、これはマジでおすすめです。






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