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2010年1月31日 (日)

Apple A4(今のところの)まとめ。

Ipad8

まあ、話半分に読んでいただければ幸い。

 1月28日(現地時間27日)に発表になったiPad。このiPadのメインプロッセサにはAppleが独自に設計した『Apple A4』というチップが利用されています。  ということで、Apple A4がどんなチップなのか、現時点で解っている事を簡単にまとめておきます。仕様が発表になっているわけではないので推測も含まれるので、話半分に見て下さいませ。

iPad - アップル

 確定情報としては、動作周波数が1GHzであるということと、Soc(system-on-a-chip)である事、Appleのチームが設計したという事、そして(当然ですが)OEMで供給されているという事。

 以上。

 で、ここからは推測込み。
 まず、チップを開発したのはAppleが2008年に買収した「P.A. Semi」のチーム。P.A. Semiは組み込み系のチップセットの開発に強い企業で、2008年に2億7800万ドルでAppleに買収されました。
 iPhone 3GSでは韓サムスン社のARM互換プロセッサを採用していますが、サムスンのARM互換チップセットのロードマップが怪しくなってきているため、Appleは情報端末向けチップに当初インテル製のAtomを予定していました。しかし、インテルサイドとの交渉は難航。結果としてAppleは自前で心臓部を用意する方針となったためP.A. Semiを買収したと言われています。

 Apple A4はApple製品向けにカスタマイズされたARM互換チップで、開発にはP.A. SemiチームとiPhone OSチームが協力してあたり、事Apple製品に関して言えば、消費電力あたりパフォーマンス、製造単価あたりパフォーマンス、チップ面積あたりのパフォーマンスは業界最高水準と考えられています(絶対的な処理能力はAtomが上回ると思われます)。
 というか、情報機器用としては価格あたりのパフォーマンス、消費電力あたりのパフォーマンスは他社を突き放したもののようです。

 iPadに搭載されているApple A4はARM v7系のCortex-A9シングルコアと思われますが、処理能力の高さからデュアルコアのCortex-A9 MPCoreの可能性もあります。

 Apple A4に統合されているGPUは従来どおりのPowerVR系(PowerVR SGX系+VXD)と思われ、動作周波数は200MHz前後、OpenGL ES 1.1、OpenGL ES 2.x、OpenCL Embeddedなどのサポート以外にも、720pのH.264ビデオコーディックを遅延無く再生する動画再生機能などを有しており、GeForce 7世代のGPU相当の能力を有していると思われます。また、ベクターデータの処理能力も増強されていると思われます。

 Apple A4は、絶対的な性能はAtomやNvidia Tegra 2に劣ると思われますが、調達コストと処理あたりの消費電力は圧倒的に優位なチップとなっているようです(調達コストはセント単位ではなくドル単位で)。
 Apple A4は次期iPhoneでも採用される可能性が高いチップですが、iPhone搭載のA4は処理能力を若干落として消費電力を押さえたものが搭載されると思われます(MPだったらSPにするとか、動作周波数を800MHzにするとか)。


 インテルとの交渉決裂がA4というとんでもないチップを産み出してしまったようでして、世の中なにがどう転ぶか解らないものですね……。


三井住友カード

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